イベント開催報告
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2019.09.09 しまじろうが小児病棟を慰問
9月9日、ソニー生命保険株式会社、株式会社ベネッセコーポレーションが主催する「しまじろう病院訪問プロジェクト いっしょに笑おうキャラバン」の一環として、しまじろうが聖マリア病院 地域医療支援棟3階の小児病棟を慰問しました。
各病室に出向き子ども達と交流したしまじろう。子ども達は大好きなしまじろうの突然の訪問に驚きながらも、握手をしたり抱き着いたりし、輝かしい笑顔を見せていました。
元気にハイタッチをする患児としまじろう
しまじろうをエスコートする小児科診療部長の秋田幸大医師 -
2019.08.09 児童虐待、アレルギー対応講習会を開催
聖マリア病院は8月9日、久留米市、久留米広域消防本部などと共同で児童虐待とアレルギー対応を学ぶ講習会を開催しました。会には久留米市内の保育所や幼稚園の職員約50人が参加。児童虐待が疑われる場合の対処法や全身性のアレルギー症状(アナフィラキシー)について学びました。
講師を務めたのは、同院小児科診療部長の秋田幸大医師。児童虐待の対処法では、小児科医として虐待を疑われる子どもを診察してきた経験をもとに、どのように虐待を見抜いていくのか、虐待が疑われる子どもとどう向き合うのかについて講演。同院の医師や看護師、ソーシャルワーカーなどで構成される虐待対応チームについても紹介し、虐待が疑われる場合は病院に相談するなど、医療と連携を図る大切さを強く訴えました。
アレルギー疾患については、主な原因や症状を紹介。アナフィラキシーを一時的に緩和する自己注射薬「エピペン」は、患者や保護者が注射できないない場合は保育所の職員らが注射する場合もあるため、練習用キットを使った実技講習もおこないました。
参加者からは「エピペンを打つ実演もあり、いざという時のためにとても役に立った」などの声が聞かれました。
「エピペン」の実物をペットボトルに刺して針が出る仕組みなどを説明する秋田医師 -
2019.07.02 火災を想定、消防署員と合同防災訓練を実施
施設内で地震や火災が発生した際に患者さんや職員をスムーズに救出する手順を確認するため、聖マリアヘルスケアセンターと久留米消防署による合同防災訓練が7月2日、同院でおこなわれました。
訓練は水縄活断層を震源とする大規模地震により、院内で火災が発生したとの想定で、病院職員約50人、消防署員約20人の計約70人が参加しました。
院内での災害対策本部立ち上げ、消防への通報に続き、避難誘導、担架やはしご車を使った傷病者救出など、本番さながらの訓練となりました。
訓練後の講評・反省検討会で井手睦病院長は「職員間、病院-消防間の情報伝達をスムーズにおこなうことが重要だと感じた。万が一のときは落ち着いて行動すること、普段から簡潔に、分かりやすく物事を伝えるよう訓練することを心掛けたい」と話しました。
災害対策本部で情報収集・共有をはかる参加者ら
はしご車を使った傷病者救出訓練の様子 -
2019.06.27 第10回マリア・ホスピタル・コンサートを開催しました
聖マリア病院は6月27日、中央診療棟1階ホールで「第10回マリア・ホスピタル・コンサート」を開催しました。このコンサートは、患者さん、ご家族、地域の方々に癒しの音楽をお届けするために2カ月に1回開催しています。
今回はフルート・オカリナ奏者の野田美子さんとピアニストの石川友香さんをゲストにお迎えしました。このコンサートでオカリナ奏者が登場するのは初めて。音域の違う3種のオカリナとフルートを曲に合わせて使い分け「いつも何度でも」「卒業写真」「ハナミズキ」などを披露いただきました。
オカリナの種類を説明する野田美子さん
たくさんの方に来場いただきました -
2019.06.13 福岡教育大学附属久留米小学校の5年生が小児救急を学ぶ
5月30日と6月13日の2日間、福岡教育大学附属久留米小学校の5年生が小児救急医療を学ぶために聖マリア病院を訪れました。
今回訪問したのは2クラス計70人。小児救急フロア、ER、NICU(新生児集中治療室)、小児病棟などを見学後、診療統括部門2(小児・周産期)の大部副院長が生徒たちの質問に答えました。
約半数が将来、医療従事者を目指しているという生徒たちに大部副院長から「いのちを預かる仕事であり、特にうまく自分の痛み・苦しみが説明できない子どもを診るのはとても大変。たくさん学んで、将来、医療従事者として皆さんに会えるのを楽しみにしています」とエールが送られました。
小児救急フロアを見学する生徒たち
未来の子どもたちのためにも24時間365日の小児救急医療を継続したいと語る大部敬三副院長 -
2019.06.05 イヴ・ジネスト氏が来院されました
新しい認知症ケア技術として注目を集めている「ユマニチュード」。その考案者の一人であるイヴ・ジネスト氏が6月5日、当法人の病院・施設を訪れ、各施設のスタッフに向けてユマニチュードの技術を披露しました。
今回ジネスト氏は、聖マリア病院、聖マリアヘルスケアセンター、介護老人保健施設聖母の家で計4人の患者さんに対してユマニチュードを用いたケアを実践。笑顔とユーモア溢れるジネスト氏に普段あまり表情を見せない方が笑ったり、自ら進んで歩いたりする様子を見て、同席したご家族や職員一同、感銘を受けた様子でした。
聖マリア病院では、ユマニチュード認定インストラクターの杉本智波師長(看護支援室所属)を中心に、患者さんのケアにユマニチュードを取り入れています。これまでも患者さんの早期回復を願いながら懸命にケアに取り組んできましたが、プラスアルファとしてユマニチュードを実践した結果、大声を出したり徘徊したりしていた方が穏やかに過ごすようになり、院内での身体抑制も減少するなどの効果を上げています。
笑顔で入所者と会話するジネスト氏と杉本師長(聖母の家)
ユマニチュードとは-
1979年にフランスの体育学教師だったイヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏の2人が考案したケア技術です。
ユマニチュード(Humanitude)はフランス語で、「人間らしさを取り戻す」という意味が込められています。「見る」「話す」「触れる」「立つ」を4つの柱とする150以上ものケア技法を用いて、ケアを受ける人に「あなたを大切に思っている」ということを伝えることで、信頼関係を築いていきます。ケアの対象となる人の「人間らしさ」を尊重し続けながらケアをすることで、コミュニケーションが難しい患者さんともポジティブな関係が築くことができ、結果として患者さんの認知症などの症状の改善につながると言われています。
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2018.10.14 「移植医療を考える」市民公開講座を開催しました
聖マリア病院は10月14日、久留米シティプラザで「移植医療を考える」市民公開講座を開催しました。今回は「腎不全の治療のいま~治療は選ぶ時代へ」と題し、末期腎不全に対する「透析」と「腎移植」2つの選択肢について、それぞれの専門家や治療経験者が講演しました。
第1部では、聖マリア病院副院長の東治道腎センター長(腎臓内科診療部長)が末期腎不全と透析治療の基礎知識、料理研究者の宮成なみさんが自身の透析治療経験を踏まえた食事療法(減塩方法など)について講演しました。
第2部では、聖マリア病院移植外科医長の青柳武史医師が腎移植の基礎知識について分かりやすく解説。さらに聖マリア病院で生体腎移植を受けた後出産を経験した患者さんとドナーとなった配偶者、アメリカでの肝腎同時移植や生体腎移植を経験した萩原正人氏(元お笑いコンビ・キリングセンス)をゲストに迎え、自身の移植経験や移植を受けて感じたメリット・デメリットについてお話しいただきました。
このうち萩原正人氏は「私は余命宣告を受け生死の境をさまよったが、今こうして生きている。それは移植医療があったからこそ。移植を待つ患者さんや彼らを助けたいと願う家族や恋人・友人を救うために、日本での脳死下臓器提供が発展することを願っている」と述べました。
会場には約180人の聴講者が訪れ、「いまの健康状態を維持するために食事には気を配ろうと思った」「臓器提供の意思表示について考えるよいきっかけとなった」「自身も腎移植経験者。もらった腎臓をこれまで以上に大事にしたい」などの声が聞かれました。
たくさんの方にご来場いただきました
写真左から東治道腎センター長、宮成なみさん、青柳武史外科医長、萩原正人さん -
2018.09.16 第5回ELNEC-Jコアカリキュラムを開催しました
聖マリア病院は9月15、16日、質の高いエンド・オブ・ライフ・ケア(EOLケア)や緩和ケアを提供する看護師に必須とされる能力習得のための系統的な教育プログラムであるELNEC-Jを開催しました。
当院でのELNEC-J開催は5回目。院内外の看護師41人がEOLケアに関連する基本的な知識・技術・態度を習得するための講義や、事例をもとにしたワークショップ、3人1チームに分かれて患者さんの意思決定を支えるためのコミュニケーションのあり方について検討するロールプレイなどをおこないました。
ELNEC-J開催に際し、中島成子看護部長は「患者さんやご家族の立場に立ってどうケアしていくのか、2日間の研修で一定の理解ができたと思います。今後は、患者ファーストの看護を実践されることを望みます」と総評を述べました。
熱心に耳を傾ける参加者たち -
2018.09.02 市民公開講座「緩和ケア-自分らしく生き抜くために-」を開催しました
医療にまつわるさまざまなテーマを掲げて専門家がわかりやすく解き明かす「市民公開講座」。聖マリア病院は昨年秋以降、久留米シティプラザ(久留米市六ツ門町)で定期的に開催しています。
5回目となる9月2日は、がんで療養中の患者さんが感じる不安や痛みなどをやわらげ、穏やかな日々を過ごしていただくための「緩和ケア」をテーマに開催。当院緩和ケアセンターの今村豊センター長(血液内科診療部長)や臨床心理室の福澤理香さん(臨床心理士)が、緩和ケアの基礎知識や死の間際まで自分の生き方を大切に生きることについて、最新の知見を交えて解説しました。
約80人の参加者からは「自分らしい生き方、死に方を考えるよい機会になった」「人生の最後をどう迎えるべきなのか考え続けたい」といった声が聞かれました。
会場の様子(久留米シティプラザ) -
2018.08.23 第5回マリア・ホスピタル・コンサートを開催しました
聖マリア病院は8月23日、中央診療棟1階ホールで「第5回マリア・ホスピタル・コンサート」を開催しました。このコンサートは、患者さん、ご家族、地域の方々に癒しの音楽をお届けするために2カ月に1回開催しています。
今回は、福岡県を中心に活動している篠笛奏者のこうだちいさんと、箏奏者のLeiHa(れいは)さんをゲストにお迎えしました。このコンサートに和楽器デュオが登場するは初めて。お二人で楽器の解説を交えながら、「さくらさくら」「竹田の子守唄」「黒田節」など多数の曲目を披露いただきました。
篠笛と箏の澄み切った音色が広がったコンサート会場